メインフレーム(mainframe)って何?
メインフレーム(mainframe)
主に大企業(銀行や証券等)で用いられる大型コンピューターを示す用語です。
その他、大型汎用機器、汎用機、ホストコンピューター等色々な呼称があります。
詳細
メインフレームの特徴
メインフレームは常時稼働を前提としている為、障害対応に特化しており、高い堅牢性やメンテナンス性が特長としてあります。多数のサーバ用CPUやECCメモリを1台に集約していますが、計算性能はスーパーコンピューターに劣ります。ただし、それを除いてもコンピューター・システム全体としての性能と信頼性は、今でもメインフレームがその最高峰にあります。加えて徹底した上位互換性によって、過去数十年に渡って使われてきた数多くのユーザー・プログラムをソフトウェア資産として継承することができ、互換性の維持もメインフレームの重要な役割の1つになりました。
メインフレームが実施できる処理
バッチ処理とは、まとまった(一定量の)データーに対してプログラム処理を行う一括処理のことです。あるいは、複数の処理を実行する順序に従い自動的に連続して行わせることを言います。メインフレームではどちらの意味でも使われますが、一般的には前者を指し、大量のデーターに有効な処理方式です。ただし、まとめて連続して処理するのでコンピューターの使用効率は上がりますが、処理結果が返るまでに時間が掛かるのが特徴で、スループットが重要視されます。
イメージ:定期的な口座からの引き落とし
■オンライン処理
オンライン処理は、データーが発生する都度コンピューターへ送りプログラムで処理(トランザクション処理)を行うものです。オンライン処理では応答時間(ターン・アラウンドタイム)が重要視され、処理の対象データーがバラバラに間隔を空けて発生しよても、集中して一度に発生しても、一定の応答時間を保つことが要求されます。
イメージ:銀行のATMサービス
関連用語
・応答時間(ターン・アラウンドタイム)