TSO(Time Sharing Option)って何?
TSO(Time Sharing Option)
TSOとは、IBMのメインフレームのOS上で使用されている相互対話式のコマンドラインインターフェイスとなります。Windowsのコマンドラインプロンプトと同じような機能です。
詳細
TSOの特徴
ホストのデータセットの表示・編集からJCLでのJOBの実行まで、ほとんどの作業が可能です。ただし、Windowsのコマンドラインプロンプトとは異なり、使用する為には「ユーザーID」と「パスワード」を事前に登録する必要があります。この「ユーザーID」によってTSOで利用できる機能の権限のようなものが付与される為、ユーザーによってTSOで利用できる機能が異なります。
TSOでの単独使用は稀
TSOは単独での使用は稀で、主に以下のツールとともに利用されています。
■ISPF (Interactive System Productivity Facility)
ISPFとは、IBMのメインフレームのOS環境で使用されるツールセットの1つです。TSOとは異なりコマンドだけではなく画面に表示されるメニューに従い、コマンドやデータを入力し処理を進めていきます。
■ROSCOE(Remote OS Conversational Online Environment)
ROSCOEとは、メインフレームの代表的なOSであるMVS上で動作する統合開発環境です。ホストのプログラムのコーディングから実行、データの検索等ほとんどの作業を行えます。
関連項目
・ホスト